Fluke 高機能ワイヤートレーサーキット FLUKE 2052

Fluke 2052高機能ワイヤートレーサーは、CAT IV 600 V までの住宅、商業、産業環境で、高い確度と安全性で通電ワイヤーと非通電ワイヤーをトラブルシューティングします。この CAT 定格は、あらゆるワイヤー・トレーサーの中で最高の保護を提供します。産業環境や公益事業環境で発生する可能性のある最も危険な過渡過電圧 (最大 8,000 V まで上昇) からユーザーを保護するように設計されています。これは、重要な機器をオフラインにできない産業プラント、工場、病院などの環境で発生し得るシナリオで、特に重要です。

アプリケーションに合わせてカスタマイズされたワイヤートレース
住宅、商業ビル、高電圧の用益設備の電気配線と機器のトラブルシューティングに Fluke 2052 を使うと、破断、断線、ショートを検出できます。各種モードと機能を備えるため、作業中に発生し得る幅広い電気配線と回路の問題を柔軟にトラブルシューティングできます。

4つのレシーバトレーシングモード
2052-Rレシーバは、非接触電圧検出用のトランスミッタなしのパッシブトレーシングと、他のすべてのモード用のトランスミッタによるアクティブトレーシングの2つの方法を使用して、ワイヤおよびケーブル内のシグナルを検出します。レシーバーのチップセンサーは、コーナーや狭いスペース、およびジャンクションボックス内のワイヤーをトレースできます。

• 「クイックスキャン」モードによる通電状態のワイヤ検出と、大型カラーLCDによる可視化
• ワイヤーをより正確に検出するための「高精度」モード
• 「ブレーカー」モードにより、トランスミッタから検出された最高記録シグナルに基づいて、ブレーカーとヒューズを簡単に識別
• 「非接触電圧検出」モードにより、トランスミッタを使用せずに通電中のワイヤを追跡

3つのトランスミッタ電源モード
2000-Tトランスミッタは、最大CAT IV 600Vの通電および非通電回路で動作し、ハイ、ロー、ループモードを備えています。これらのモードは、誘起シグナルの強度を変化させ、トレースする回路に応じて、より正確な結果を提供するのに役立ちます。

• 通常の通電回路および非通電回路用の「ハイ」モード
• 低信号で精密なトレースを行い、近くのワイヤや金属オブジェクトとのカップリングを低減する「ロー」モード
• 非通電のクローズドループ回路用の「ループ」モード

2つのトランスミッタ出力周波数
2000-Tは、システムへの通電または非通電を自動的に検知し、6kHzまたは33kHzの出力周波数を選択します。

8つのレシーバ感度レベル
感度レベルが高いほど、トレース時の柔軟性と確度が向上します。

完備したキット
Fluke 2052高機能ワイヤートレーサーキットには、ワイヤーと回路のトレース開始に必要なすべての付属品が揃っています。アクセサリー・キットには、テスト・リード、テスト・プローブ、ブレード、丸型電源アダプター、トランスミッターの電気系統接続用のワニ口クリップが同梱されています。付属のワニ口クリップとテストリードを使用してトランスミッタを裸導体に接続すれば、常に最も正確な結果が得られます。ただし、裸導体への直接接続が利用できない状況では、付属のi400電流クランプを「ループ」モードで使用して、絶縁体を通してブーストされた6kHz信号を誘起できます。キットにはバッテリーとハードキャリングケースも含まれています。